091211
Postproduction読書会2回目。
マルクスの生産と消費の関係性の概念~ブリコラージュ・アプロプリエーション(文化人類学的視点から)~アートにおけるアプロプリエーションの起源としてのレディメイド~ヨーロッパのニューレアリズムとアメリカのポップアート~消費への疑問とシュミレーショニズム、という流れ。
背景が幅広い...
FOR BEGINERSシリーズは良い本だという共通認識ができて非常にうれしい。
横浜大さん橋をデザインした、FOAが解散するらしい。
http://www.bdonline.co.uk/story.asp?sectioncode=426&storycode=3154917&channel=783&c=1&encCode=0000000001a92eec
オバマのノーベル賞受賞演説
http://www.asahi.com/international/update/1211/TKY200912110021.html
やはり、一つ一つのトピックをすごく慎重に選んでいるという印象。
091208
今週も多木浩二『肖像写真』を読む。
Richard Avedonの章、ファッションフォトグラファーなだけあって
webがとてもきれい。
http://www.richardavedon.com/
そしてベケットがむちゃくちゃかっこいい。
調べ物第二弾、Banksy
『Wall and Piece』の頭に書いてあるステートメントがとてもいい。
「いつだって壁は作品を公開するのに最適な場所だ」
091207
Cash FlowというiPhoneの家計簿アプリケーションがとても使い易い。
さくさくっと書き込めるので面倒にならない。
有料版はバックアップをCSV形式で保存できる。
Postproductionの続きを読む。
デュシャンからジェフ・クーンズへ、という章で
Postproductionという概念が
ブリコラージュ、アプロプリエーション、レディメイドとどう違うのか、
という話のよう。
遠藤水城さんのエッセイ、気合入ってる。
http://www.bh-project.jp/artpoint/essay/091127-01.html
これは考えさせられることが多い。
コンセプチュアルアート - リレーショナルアートのライン、
というのは考えたことがなかった。
言語学から社会学への展開。
091205
渋谷慶一郎氏のピアノコンサートへ。
そもそもコンサートホールに行ったのはいつぶりだろうか...
最近平野啓一郎の『顔のない裸体たち』を読んだ。
渋谷慶一郎と平野啓一郎はABCでトークイベントをやったり、
アルバムにコメントを寄せたりと接点が多いよう。
数ヶ月前に読んだ同著者の『ドーン』で描かれていた「分人主義」は、
『顔のない裸体たち』で描かれた姿をさらに推し進めたモデルだったのだと思う。
その後に読んだ椹木野衣の『なんにもないところから芸術がはじまる』の第一章が
飴屋法水の『バ ング ント』展の話で、
なかなか繋がっているようで面白い。
091204
Picasaを使い始めて、ようやくiPhoneの「位置情報を利用する」の意義が理解できた。
写真と一緒に位置情報が記録されて、
後からマップで確認できるというのは想像していたよりもずっと楽しい。
ただ、iPhoneの位置情報はかなりずれていて、
同じ会場内で撮った写真が500mくらい外れた位置にポイントされたりする。
そもそもの緯度・経度情報がずれているよう。
一眼でもGPS情報をタグづけようとすると
例えばsonyのGPSロガー。
それとEye-Fi + Pocket wifiを使えばカメラを持ち歩きながら歩くのが
格段に楽しくなりそう。
091203
図書館に行き、会田誠について少し調べ物。
個人的に一番好きな作品は戦争画RETURNSシリーズの美しい旗だろうか。
Postproduction読書会、一回目。
ポストモダンの性質を参照しながら、
作品を解説していっているような印象。
コンテクストの置き換えやリミックスの象徴として
DJとプログラマーを挙げているのだけれど、
プログラマーはどうだろうかと思う。
文中にProtocolやContributeという単語が出てくるけれど
訳し方が難しい。
Contributeを貢献と訳すとすごく固いのだけれど
オープンソースコミュニティのContributeの雰囲気を表現できるような
上手い言葉があるといいな。
091202
イーモバイルをPocket Wifiに切り替える。
バッテリーを内蔵していて、電源を入れればどこでもwifiが飛ぶ、というもの。
androidをこれと併用して使おうと思う。
前の白いUSBモデムタイプのものよりも一回り大きくて、重いけれど
液晶ディスプレイもあるし、筐体も結構がっしりとしている。
PCとつないでいる時はUSBモデムとしても利用可能。
マニュアルを読んでいて意外だったのは、
最後のページに「GPL書面によるオファー」という項目があったこと。
この機種はLinuxカーネルをベースにしたシステムで動いているようで、
GPLでライセンスされているアプリケーション4つのバージョンやURLが表記されている。
そして
「本製品に含まれるGPLソースコード入りCDの送付をご希望の場合、20ユーロ(CD、送料含む)でご提供します」
とのこと。
4分の7拍子らしい。
091201
とても文系的な授業の多い一日。
午前、多木浩二の『肖像写真』
山本耀司はアウグスト・ザンダーの写真に写った、
民衆の洋服から強くインスピレーションを受けている、とのこと。
Y'sが着たくなる。
午後1つ目は映像表現と空間について。
参考図書はこれ。
Googleのイメージ検索とYOUTUBEがないと、
こういう作家ががしがしと出てくる本はほとんど理解できない。
最後は斎藤環『メディアは存在しない』を読んでいる授業。
2年ほど前にもメディア論の授業で扱っていたのだけれど
その時よりは少しまともに読めるようになった気がする。
昼ご飯を食べながらのだめカンタービレの最終巻を読む。
おだやかに終わりましたね。
日本に戻ってからのスピンオフとか書いてほしいなー
091130
朝からCREAM撤収。
八谷和彦さんの撤収をお手伝い。
『見ることは信じること』はPCレス(Linuxサーバがインストールされた小さな箱があるだけ)。
「パソコンは壊れるから信用できない」
LEDの裏もキレイな空中配線、梱包もとてもスマート、
すごい...
CREAMでは本当にたくさんの方にお世話になりました。
このような機会を与えてくださった、ディレクターの住友さん、キュレーターの遠藤さん。
世界中からやってきたGRLのJames、Evan、Jerrem、Fred、Michel。
サポートしてもらったインターンの五十嵐くん、スガちゃんと増本さん、
事務局の大石さん(そして旦那さま)、清水さん、長谷川さん、福田さん、
参加いただいたサポートクルーのみなさん。
とても良い経験になりました、ありがとうございました。
From 091130 |
G.R.L. / F.A.T. World Summit from Evan Roth on Vimeo.