100901
とうとうINDAFオープニング。
コラボレーターYamaguchiさんの強力サポートでなんとか形になった。
到着以降はリサーチやデモムービーの撮影で街を歩く。
仁川国際空港から車で15分くらいのsongdoという場所。
2000年以降海を埋め立てて作った場所で、とても現代的な開発の仕方をしている街。
日本でリサーチしていた段階では人が住んでいる想像ができなかったけれど、
実際来てみると、繁華街は夜でも人がいて活き活きと生活しているかんじ。
ちょっとしたレストランでも奥の厨房を覗くといかにも家族で経営しているかんじだったり、
現代的な開発の中でも自分たちのペースを保って暮らしている印象。
オープン2日前のみんな忙しい時期なのに、
サプライズで誕生パーティーを開いてもらったり...
展示の他に、日中韓の若手での交流をはかるためのワークショップ。
スケジュールは過密気味だけど、充実したプログラム。
100807
9/1から韓国(インチョン)でオープンの「Incheon International Digital Art Festival 2010」に出品します。
http://indaf.org/
出品するのは「SENSE SENSES」というブロックで、主に中国・韓国・日本の若手の展示。
出品作品は『The Accessor of Space』という修士用に作っているiPhoneアプリケーションを中心としたもの。
ロケーションベースなので、ぜひ海外でもやってみたいと思っていたところで、
良い機会をいただけてとても嬉しい。
良いものにするべく黙々と作業。
QtとiPhoneにようやく手をつける。
Qtはリファレンスが少なすぎてかなり苦戦、
強力なフレームワークだと思うので使いこなしていきたい。
iPhoneはさっくり、APIがすごく良く出来ていて、コアな所は触らなくても作れるかんじがする。
「iPhone Core Audio プログラミング」は網羅的でかつ緻密な本。
頭が下がる思い。
作業の合間にサバゲーに連れて行ってもらったり、
sakakiさんとご飯食べにいったりと良い具合に息抜きできて充実したここ数日。
100728
なんだか、音楽を中心にそれを取り巻くネット環境がとても面白くなってきた。
今日、DOMMUNEを見ていてDIY STARSを初めて知った。
http://diy.tunk.jp/
七尾旅人さんとTUNKっていう会社が作ったらしい。
配信サイトなどを使わずに、自分のwebページに組み込めるっていうのが最大の特徴。
早速、U-zhaanさんとrei harakamiさんの「川越ランデヴー」を買ってみた。
http://u-zhaan.com/
そこでついでに知ったのはBitCashっていうシステム。
http://www.bitcash.jp/
これは電子マネーだけど、コンビニでも簡単に買えるネット向けプリペイドのようなものだと思う。
いままではPaypalが一番手軽かな、と思ってたけどBitCashはさらに手軽そう。
カード持ってない高校生でも買えるし。
友人周りでかなり話題になってた、スプツニ子さんの新作が販売されていたのでチェックした「nau」というサイト。
オストアンデルの新譜がここで出てるのか!と驚いて同時に購入。
http://n-a-u.jp/
こちらは収益がどのように分配されているのかのグラフを付けてるのが特徴的。
スプツニ子さん、かなり気になってます。
年、自分とほとんど変わらない...
http://ascii.jp/elem/000/000/507/507353/
そして「投げ銭システム」のIZONN
http://izonn.com/
実際に稼働してるところは見たことがないんだけど、
友人曰く「投げ銭されたお金がみえるけど、下品な感じはなくてかえって高揚感がある」とのこと。
CD売れなくなった -> Radioheadのwebリリースくらいまでしか音楽産業追いかけていなかったんだけど、
ここに来ていきなりいろいろ出てきたな、と。
しかもその多くがミュージシャン・アーティスト側から出てきてるっていうのがいいところ。
CD買うのってもはやすごく重たい行為になってしまったんだけど、
こういう売り方は気に入ったものにdonateしてる感じがあって払いやすい。
これからも続いて欲しいな。
100720
PCに触れている時間がここ最近極端に長くなったので、
肩と腕が張ってきた。
このままではマズイと思って、PC周りの作業環境を整備。
キーボードはしばらく使っていなかったHHKB lite 2、
マウスはMSのArc mouse、
キーボード用のリストレストと、
マウス用のリストレスト一体型のマウスパッドを導入。
ただ、根本的な問題は机と椅子の高さの問題な気がするけど...
最近気になっていたインゴギュンターのworldprocessorの作品集をamazonマーケットプレイスでゲット。
前の学校にいたときに一年間教えに来てくれていたのに、その時はほとんど話ができなかった。
今だったら聞きたいことがたくさんあるんだけど。
どちらも変わった判型の雑誌、
VOL 04と、SITE ZERO No.3が届いたけど、
また積み本へ...
どちらも直接的に参考文献になりそうなのに。
リバティーンズっていう雑誌、文化系の記事に強いファッション誌?で珍しいなと思った。
どちらかというとPenとかに似てる気がする。
書評もかなり豪華な方達に依頼していて、横断的に知識が補強できて、かつオシャレな良い雑誌。
100614
修士制作の実装を開始 developed by Ruby。
マッシュアップやスクレイピング的な動きをするところが多いので、
継ぎ足しを繰り返しながら組み立てていく。
クライアント側のテクストスピーチも明日から取り掛かる。
意外とライブラリーが見つからない。
正規表現が多くなりそうだったので、『正規表現クックブック』を購入。
すごく根本的なテクニックなのでここでがっつりとやっておこう。
週末は大阪、京都へ。
天保山のサントリーミュージアムでレゾナンス展。
http://www.suntory.co.jp/culture/smt/gallery/index.html
自分としては珍しく3作品あった映像作品がすごく良くかんじた。
そして、小谷元彦さんの亡霊の彫刻。
造形作品を見て本当に怖いと思ったのは初めてかもしれない。
京都へ移動して、ギャラリー射手座、
その後LABORATORYで梅田哲也さんオールナイトイベントのお手伝い。
http://alter-laboratory.tumblr.com/post/609814601
京都方面の知り合いに久々に会えて楽しい一晩だった。
100603
ようやく諸々一段落ついた、というかんじで。
ようやく修士用のネタを実装開始。
スパイダリング的なサーバサイドと、テキスト読み上げ的なクライアントのセット。
GPS内蔵のUMPCを借りたので、位置情報(+web)ネタをもう一つくらいさくっと作ってみたいところ。
最終的にはiPhoneかAndroidへ。
文章書きを一本、京都方面から出るマガジンに。
卒論で書いた(書きたかった)話をぎゅっとまとめて、少しアップデート、
考えていた事をもう一度整理できた、良い機会でした。
ザッカリーリーバマンが提唱している「DIWO(Do it with others)」は
しっかりと今の空気をとらえた良いキャッチフレーズだと思う。
ついでにDIYという言葉をようやく簡潔に説明できるようになったと思う。
http://openframeworks.jp/welcome.html
NANZUKAでやっていた「カオスラウンジ」は見ておいてよかった、と思う展示だった。
本当に「今」なかんじ。
既にすこしづつインタビューや記事が出始めているけれど、
今後どういう語られ方になるのか気になるところ。
100120
今出ている美術手帖(2010年2月号)の
「現代アーティストファイル」という特集に作家解説の記事を少し書いています。
いつもより一回り分厚く充実した内容です。
最近の調べもの、位置情報関連いろいろ。
OKI開発の「LocoSticker」
http://locosticker.jp/
GPSデータから住所への逆Geocoding、
位置表現特定のAPIなど、強力なAPIが多数。
iPhone、Android用のARアプリケーション「Layar」
iPhone版が今手に入らないのが残念。
http://layar.jp/
2点間の距離を緯度、経度のみから求める関数はかなり複雑。
GRLのグラフィティマークアップ言語「GML」の更なる発展型、グラフィティロボット。
Robotagger: GML + ABB4400 from Golan Levin on Vimeo.
Golan Levinがサポートしているよう。
何かの対象を記述するマークアップ言語を作るっていうことは
こういう応用が効くっていうことなんだ、とようやく理解する。
KMLとEEMLの構文をもう少しちゃんと見てみようと思う。
100107
一人快芸術@広島市現代美術館
http://www.hcmca.cf.city.hiroshima.jp/web/main/special_exhidition.html
佐藤修悦さん、山下陽光さん、あと横浜の帽子おじさんというラインナップを見てすごく面白そうだと思った通り、
とても充実した展覧会だった。
出品はざっくりわけると
「障がいのある方の作品(いわゆるアウトサイダーアート)」
「アートの枠組みの外で作られたもの」
「DIY建築」
「プロの美術作家」
の4つに分類できると思う。
一番の驚きは梅佳代さん(おじいちゃんの写真)がこの展覧会にすごく上手くはまっていた、という事。
壁に直接ペイントしている展示が多かった中でも
特に梅佳代さんは効果的だったと思う。
高知の沢田マンションを初めて知ったけれど、とても住みたい。
帰りに相対性理論+渋谷慶一郎の『アワーミュージック』を購入。
曲はfor mariaそのまま、という印象。
100104
セミトラ インスタレーション展@YCAM
http://www.semitraexhibition.com/
山陽自動車道の宮島SA(下り)、すごい景色いい。
しかし、まさかの一眼にバッテリー入れ忘れ...無念。
YCAM企画展のホワイエには
ディスプレイやターンテーブルなど数で押すパターンが多いと思う。
そしてそれが結構効果的だと思う。
展示はキャプションがLCDだったりと芸が細かい。
GRLのEvanが前からやっているプロジェクト『Graffiti Analysis』をかなりアップデートしている。
Graffiti Analysis (iPhone) - DustTag v1.0 from Evan Roth on Vimeo.
iPhoneのアプリケーションのリリース
GML(Graffiti Markup Language)というグラフィティの解析、ビジュアライズ用のマークアップ言語の公開、
それらを使って、グラフィティのデジタルアーカイブみたいなことをやろうとしている。
http://www.blog.ni9e.com/archives/2010/01/gml_week_graffi.html
http://www.blog.ni9e.com/archives/2010/01/graffiti_analys_12.html
http://000000book.com/
ここでもグラフィティに時間軸を加えて3D化するみたいなところがテーマの一つになっていて、
今、タイポグラフィは注目度高いんだろうと思う。